今回は、「グループとは何ぞや」というテーマの最終回です。
グループのメンバーは同じ動きをする必要はないとすれば、グループはどういう集まりなのか?再び最初の問いに戻ってきました。
今回は、2年前にメストリ・フッソと話したことなどを織り交ぜながら進めています。いい言葉たちですよ!ぜひお聴き逃しなく!!
それと今回は、ICレコーダーを利用し、大学の講師控室や練習後のアカデミアなど、いろんな場所でコマ切れに録音したものを編集するという手法を試してみました。休憩時間などを利用したので、どこか気持ちが急いていたんでしょうね。少し早口になっています。あとはマイクと口の距離が不安定なので、ときどき音が乱れる個所もありますが、使い方をいろいろ変えながら改善していきます。
とはいえ、このやり方だと時間を有効に使えて非常に便利です。さぁこれから録音するぞ、とパソコンに向かえる時間などなかなか取れないですからね。ということで、録音がおっくうになって更新が滞るよりも、音質が悪くても更新を進めたほうが有意義だと判断して、今後もICレコーダーでの録音を続けていくつもりです。よろしくお願いいたします。
2011年09月06日
カポエラジオ 第4話「グループとは何ぞや?vol.3」
posted by kubohara at 02:36| Comment(9)
| カポエラジオ
今日ブラジル人の温かみをまた一つ感じた出来事がありました。
カポエイラの練習中に手首をケガしてしまい、困っていた僕を
いつも行くクリーニング屋のおばさんが心配して病院へ連れて
行ってくれました。そのおばさんは仕事で疲れていているにも
かかわらず閉店後、しかも病院が外国人を診察(無料)してくれ
るという保証もないのに、病院までの道のりを「疲れた」の一言
も言わず一緒に歩いてくれました。幸い診察OKだったのですが、
大変混雑しており待ち時間が長引きそうだったのでおばさんに
帰るよう促したら「一緒にいちゃダメかい?」と返事をされました。
言葉もろくに喋れない、しかもケガした原因が自分にあり、
全て自業自得なはずなのにどうしてここまで面倒みてくれるのか、
感謝してもしきれないほどでした。
<続きます>
以上に情に厚い人々であると思います。
言葉が通わなくてもこれだけの情を感じられるのだから、
きっとそれ以上にブラジル人同士の付き合いは濃いものであると思います。
まだまだ想像でしかなく、彼らの生きる世界のほんの一部しか理解できていません。
カポエイラについても、技術的側面という一部しか見ておらず、それで理解したような
気になっていただけでした。
ポルトガル語、ブラジル文化、歴史、そしてメストリという存在・・・
これらを理解することは、さらにカポエイラのおもしろさを広げることにつながるのだと思います。
カポエイラ系日本人、目指します!
それより手首、大丈夫かい?
伝統は大事にしたいけど縛られたくない。自由でいたい!
世界中に拡がり繋がりたいけど薄まりたくない。画一的になりたくない。
自分達のメストレを愛しているけど他のメストレからも学びたい。
自分のグループを愛しているけど他のグループとの壁はいらない。
カポエイラ一生続く道、バランスうまくとって歩んでいきたいです。
この一言は個人的にぐっときました。最近とても感じていることだったので。
自分のグループ→同県内のグループ→同圏内(九州とか近畿とか)→同国内のグループ→同じカポエィラを愛する世界中のグループというように、「仲間」という言葉は広がっていくと感じました。すごいことです。
ラジオ、この回と前回はまだ聞いていませんので、早速今晩にでも聞いてみます。
※Iunaさん、昔、東京のMestre MoraesのWSで会った福岡のなおきです。覚えてないかなぁ・・・
最近宮古島にいるのをブログで見ました。いつか機会があればまた会いましょうね!!
ブラジリアと、或るいは久保原さんと同じ布団で・・・俺は寝れない!
あぁ、でも待てよ。いろいろ思いめぐらしてみたら、日本でもグループの代表を務めているくらいの人たちは、やはり親団体のメストリと、かなり似た性格の組み合わせが多い気がしますね。そりゃ当然でしょうけど。