2011年11月13日

「アカビロウドコガネ VS ヴィッツ」 予習の大切さ

 「おっ、アカビロウドコガネだ。こんなところに珍しいな。」

 それは夕方の草むらを飛んでいる体長1センチにも満たないかわいい黄金虫です。小1で「むし博士」の異名をとっていた私は、今でも小さい昆虫たちが気になります。

 一緒に歩いている友人は、よくあんなのが目に入るなと言うんですが、私にしてみれば

 「あれ、今すれ違った車って新しいヴィッツじゃなかった?」

 という彼の言葉に、よくそんな違いにまで目が行くなと思ってしまいます(笑)。

 要は、同じところを歩いて、同じ景色を見ているようでも、その人の関心やそれまでの蓄積によって、目に飛び込んでくるもの、飛び込んできたとしても、それを意味ある情報としてキャッチできるかどうかは変わってくるということですね。

 カポエイラでも同じだと思うんです。

 同じジョーゴを見て、同じ話を聞いても、人それぞれ収穫が違うのは、その人の関心や予備知識の量によって変わってくるからですね。

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 ということで、今度のメストリ・ヘネ講習会の予習として、これ以上ない最適な教材がDVD『Eu não nasci para jogar capoeira,fui enviado』です。これはメストリ・ヘネのグループACANNEを中心に、サルヴァドールの主要なアンゴラ団体が登場して、彼らの社会的な取り組みを取り上げているドキュメンタリーです。

 自分の目の前にいる人が、どんな所からやって来て、何を考え、どんな活動をしているのかを知っておくことで、私たちのメストリに対するまなざし、発する質問の仕方もおのずと変わってくると思います。

 私としては、別に今回の講習会のためというわけではなく、日本のカポエイラ全体に役に立つだろうと考えて日本語字幕を付けたんですが、今回の予習としてもまさにウッテツケですので、再度お勧めしています。DVDについての詳しい解説はこちらの記事を見てください。

 これまで見ていただいた方からは、「よくぞこれに字幕を付けてくれた」と、おおげさではなく本当に大絶賛の言葉をもらってます。カポエイラに対する見方に確実に厚みが増すと思いますよ。しっかり予習しておいて、今度のワークショップを3倍活用しましょう!!

 購入はカポエイラ・ショップ ビリンバウから。今ならセール価格の3,500円(税抜き)です。








posted by kubohara at 08:47| Comment(0) | レッスン(教え方・習い方)
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