メストリ・ブラジリアの来日までもう2週間と迫りました。私にとっても年に一度、源泉から水を飲める、とても大切な日々になります。
私がブラジルにいた1995年から99年にかけて、サンパウロを始めブラジル全土で空前のカポエイラ・ブームに沸きかえり、あらゆるメディアにカポエイラが登場していました。当時数百人の生徒を抱えるグループも珍しくなく、整然と整列した生徒を前にワイヤレスマイクのヘッドセットをしたメストリが公開レッスンをするAulãoという形態が流行しました。授業、レッスンのことをポルトガル語でAulaといいますが、その大がかりなものをAulãoと言っているんです。
そこではジンガから様々なステップ、エントラーダや蹴りの反復練習が延々と繰り返されました。しかし私にはベルトラインのうえで金太郎飴が作られているように見えて、カポエイラの練習方法としてはおよそ似つかわしくないなと感じていました。
カポエイラ・ヴァジアソンでは、メストリ・ブラジリア以外にも様々なメストリたちを招聘して講習会を開催してきましたが、幸か不幸か毎回熱心なカポエイリスタたちが少数集まるだけなので、非常に濃い学びの時間が展開しています。
今年も予習として、サンパウロのカポエイラの歴史、カポエイラのグローバリゼーションに関する文献をみんなで訳して知識を蓄えています。ヴァジアソン以外でも九州や大阪のカポエイリスタが参加してくれていますよ。まだまだ関心のある人は一緒にやりましょう。http://brasilia70.exblog.jp/
2012年06月20日
真のAulãoを
posted by kubohara at 19:19| Comment(4)
| レッスン(教え方・習い方)
よろしくお願いします☆