2013年03月20日
オランダからの贈り物
今朝はオランダのカポエイリスタからすごいメールが届きました!!こんなこともあるんだなと、改めてインターネットの力を見せつけられた気がします。
彼はメストリ・トゥカノ・プレット(Tucano Preto)が私のfacebookの投稿に寄せてくれたコメントを見て、このカポエラジオに一通り目を通してくれたそうです。当然日本語なんて分かるわけないと思うのですが、メストリ達の名前に付しているローマ字が目に留まったのでしょうか?あるいは載せている写真のマニアック度が気に入ってくれたのか、ブログのコンテンツをとても褒めてくれました。
それで「君ならそれに値する。この情報をプレゼントして進ぜよう」というわけで、先日私がずっと探していると書いたメストリ・アントニオ・ジアボの自宅の電話番号を教えてくれたんです。ええっ〜、サルヴァドールでどのメストリたちに聞いても分らなかった連絡先がオランダから届くとは!
彼は2009年にアントニオ・ジアボ(Mestre António Diabo)をインタビューしたということです。
さらにメールでは、「メストリの住んでいるところはかなりヤバい地区なので、決して一人では行くな。メストリを外に呼び出して会ったほうがいい」など、逆に胸躍るようなアドバイスをくれました。
連絡してどうだったかって?気になりますよね(笑)。
さっそく電話してみたところ、呼び出しはするのですが、誰も出ませんでした。「この番号は現在使われていません」でないだけよかったです。「この受話器の向こうにアントニオ・ジアボが出てくる」という、ちょっとしたロマンをしばし楽しむために、昨日は続けては連絡しませんでした。
また顛末は追って報告します。
夜はメストリ・ボカ・ヒーカ(Mestre Boca Rica)のアカデミアを訪ねました。
ボカ・ヒーカが到着するまで、右腕のメストリ・ヒッキ(Mestre Ricky)とボカ・ヒーカ・メドレーを演奏しました。ヒッキのビリンバウ、歌い方、声色までがボカ・ヒーカそっくりになっているのに感動。もちろん師匠のコピーがいいというわけではないですが、よほど丁寧に聞き込んで、練習したんだろうと思います。弟子のメストリに対する敬愛が伝わってきました。
メストリが到着してからもカポエイラ、サンバと延々教えてもらいました。同じフレーズを何度も歌いながら、細かいタイミングなども注意してもらい、至福の時間を過ごしました。
メストリ・ボカ・ヒーカのヴィオラは、やや低めのチューニングで、非常に伸びのあるトンが特徴です。ビリンバウ1本とパンデイロ2枚、アタバキ1台でしたが、ビリンバウが全く埋もれず、とても心地のいい演奏でした。
サント・アントニオ要塞を後にしたのが10時過ぎ。メストリ達とゆっくりペロウリーニョに向かいながら別れたのが11時。開いている店を探して食事し終わったときには、日にちをまたいでいました。こんな感じでカポ探の一日一日が過ぎていきます。
日本では子供たちは春休み。今日はアンパンマン・ミュージアムに行ってきたそうです。手のかかる3人のチビたちの面倒を見ながら頑張ってくれている妻に感謝です。4月4日に帰国した時には新学期。今年は長女の卒園式にも出られませんでした。こちらはこちらで充実しきっていますが、これから毎年春休みを子供たちと過ごせないかと思うと、渡伯のタイミングもずらさないと、と考えてしまします。
posted by kubohara at 19:16| Comment(4)
| カポエイラ探検隊
日本人代表として残る旅路もお気を付けて。
今年あたり、一度二人だけでどっかで一杯やりたいですね。
機会があれば一杯是非行きましょう。
来日するメストリたちに大好評のRestaurante Kuboharaでもいいですよ!