2013年04月06日
「やっぱりうちが一番落ち着くわ!」
「やっぱりうちが一番落ち着くわ!」
旅行から戻るといつも母がつぶやいていたセリフが、今日の私の気持ちにもぴったりでした。
もちろん技術的なレベル、バテリアの力強さなど、ブラジルのホーダには敵わない所だらけであっても、やはり気が置けない仲間とリラックスした気持ちで楽しめるホーダが、私にとっての一番のホーダです。今日のホーダではこのことを再確認しました。
東京コハダンからレヴァードが来てくれたし、アウマ・ネグラのドミナーダ、フォルミーガ、ドイツから帰国中のさっちゃんに、いつもの名古屋の面々。ホーダの向こうにはワラベたちがチョロチョロ走り回って、お母さんたちが目を細めてそれを眺めている。これぞ文字通りVadiando entre amigosでなくて、何でしょうか(笑)?
3年ぶりにブラジルに行き、それまで毎年行っていた時期よりも新鮮な気持ちですべてを眺めることができた今回のカポエイラ探検隊。ほぼ毎晩どこかのホーダに参加して来ましたが、「これは素敵だなぁ、日本でもこんなホーダがしたいなぁ」と感じたホーダに共通しているのは、技術の高さではなく、居心地のよさでした。
参加者の顔に笑みが絶えず、メストリも笑っている。結局ホーダはフェスタ、お祭り、ハレの場ですね。
間違えたら叱られるんじゃないか、自分なんかがビリンバウを弾いたら迷惑なんじゃないか、といつもメストリの顔色をうかがってビクビクしている雰囲気のホーダは、勉強になる要素が強いのは分かりますが、どうも常に「途中」しか味わっていないようで、わたしにはしっくりきません。
練習の中で積み重なったものを信頼し、そこからにじみ出る貯金で楽しめばいいんですよね。このホーダこそが私たちにとっての「本番」「祝祭」なんですから。
これまでは私自身も、ビリンバウが走っている、アタバキが遅れているなどなど、ホーダ中けっこう神経とがらせて気にしていましたが、今回ブラジルから帰国して、いい意味で肩の力が抜けた気がしています。ヴァジアソンの仲間たちがこれまでよりいとおしく感じるようになりました(笑)!
ヴァジアソンのホーダ。頂は雲の上ですが、正しい道の上を来ていますよ(Estamos no caminho certo)!!
posted by kubohara at 00:05| Comment(2)
| ホーダ
自画像見たよ-! 笑