2014年04月22日

また一人メストリが・・・




 だいぶ間が空いてしまいましたが、下の記事、アラゴイーニャスの旅の結末はこういうことです。

 念願かなってたどりついた家で目にしたのは、床ずれにハエがたかるのを防ぐため蚊帳の中に横たわっていたメストリ・ゼ・ジ・フレイタスの姿でした。すでに意識はなく、医師からもなすすべはないとさじを投げられた状態で、もう1年になるそうです。

 ここにもまたひとりメストリ・パスチーニャが、ビンバが、ヴァウデマールが、パウロ・ドス・アンジョスがいます。

 さきほどfacebookにも書きましたが、昨今のカポエイリスタはアンセストラリダージ(先祖)を敬うことの大事さを主張しますが、一方で現在のことから目をそむけているように思われてなりません。

 明日になれば今日は昨日です。現在を軽んずれば、それは過去を軽んずることに他なりませんし、逆に現在を大切にすることこそが、祖先を大事にすることにつながると思います。

 できる限り多くのブラジル人にもこの状況を知ってもらえればと思いますので、ブラジル人の友人のいる方はぜひシェアをよろしくお願いします。

 ちなみにメストリは、この4月29日に87歳を迎えます。





posted by kubohara at 08:48| Comment(0) | カポエイラ探検隊
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